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Je te Veux [音楽]

「人称代名詞」の入ったタイトルの曲で繋いできている「この1曲」シリーズですが、今回は年頭なので変化球を^^;。まぁ「年頭」というのはこじつけに近いですが。フランスの作曲家Erik Alfred Leslie Satieの書いた歌曲というか、むしろシャンソンと言ってしまった方が実状に沿っているように思いますが、「ジュ・トゥ・ヴー」です。

元のフランス語のタイトルの和訳としては「おまえが欲しい」「あなたが欲しい」「あなたが好きよ」とかいろいろあります。ただしやや直截にすぎるというか、あからさまな感もあるので、しばしばフランス語のままの「ジュ・トゥ・ヴー」というタイトルで紹介されています。まぁ原語のままだからと言って意味はおんなじですけど^^;。

歌詞が男性版と女性版とのふた通りある、というなかなかのくせ者で、かつ作曲者自身によるピアノソロ版もあります。すなわちバージョンは3種。ピアノ版が一番耳にする機会も多いでしょうね。ピアノ版には少し書き足された部分もあります。元々は、酒場でピアノを弾いていた作曲者が、1900年から1902年ごろに店の歌手のために作曲したものですが、資料によっては作曲年がまちまちですけどね。

1902年は著作権登録された年で、作曲は1897年であるとも言いますが、とにかく20世紀初頭にかかる頃、というあたりで。ふた通りの歌詞の内容は、かなり直接的な愛を訴える男性版に対して、恋焦がれての告白という内容の女性版になっています。ご興味のある方は訳もネット上にいくつかありますから、探してみてください。違いはけっこう面白いですよ^^。

ピアノ版については、いくつかのCMでも使われていたり、ドラマや映画やゲームなどのBGMとしてもしばしば聴けますから、耳にした方も多いと思います。曲想は軽快で明るいワルツなんですけど、歌としてはそれなりに踏み込んだ、かなり大人の味わいがあります。

サティという人は一筋縄ではいかないものを秘めた作曲家ですが、この曲のメロディのように、時として親しみやすさが前面に表れているものもけっこうあります。そのあたりの曲はよく知られていて、特に初期作品のピアノ曲は大変有名になりました。でも作品の中にはけっこう難解というか「ひねくれた」ものもあって、やはり「くせ者」の名がよく似合うおじさんなのでございます^^;。
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