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「ささみさん@がんばらない」の原作本、読了^^ [本]

アニメはけっこう気に入って見ていた「ささみさん@がんばらない」ですが、原作を全巻読み終えました。11冊でしたねー、けっこう読みではありました。アニメの設定でちょっと分からないところがあって、少し頭の隅に引っかかっていたんですが、試しに原作を読めば少し分かってくるかな、と思って1冊目から読み始めたんですよね。

3巻まででセットをなしているようだったので、3巻までのつもりだったのですが、結果として11巻まで読み切ることになりました^^;。一応完結しているのかな。11巻では主人公ささみさんが、こんなエンディングは納得いかない、と叫んでるし、原作者ももう少し書くつもりでいたみたいですけど。版元とは噛み合わなかったみたいです^^;。速筆で有名らしい作者ですが、もう3年以上12巻目が出ませんし^^;。

全編を通して印象的なのは「母子の絆」です。「絆」っていう言葉も、最近はずいぶん使われて、意味も少し変わっているようにも思うけど。とにかく「母子の(特に娘との)関係性」は重要なキーになっています。それに比べると男親どもはかなり歪んだ人物たちですよね。3人くらいしか出てこないけど。

私としては、アニメでお気に入りになりかけていた玉藻前さんが、アニメ終盤では落命したような描かれ方をしていて、残念がっていたんですけど。原作ではきちんと復活というかちゃんと生きていて、なおかつ巻によってはほとんど主人公のような活躍もしてくれるのが嬉しかったですね。

物語全体としての終盤は、広げた風呂敷の畳み方に少し苦心したような気もしますが、まずはまとまりは「一応」ついたと思います。ただし「トゥルーエンド」は時系列の少し先に存在しているように思ってますよ^^。一冊分だけ「がんばれ」ば、トゥルーエンドを見ることができそうなので、期待しておこうと思います。私も完全には納得してないぞ、と^^。希美ちゃんがどうしているのかも知りたいぞ、と^^。三姉妹もね^^。

芳林堂書店の破産に思う [本]

取次大手であった太洋社の廃業という事態を受けて、芳林堂書店が破産を申請した、というニュースが流れました。芳林堂の池袋と高田馬場にあったお店には、以前にはずいぶん通っていたので、びっくりすると同時に寂しい思いもあります。

一般の人にはそもそも「取次」が分かりにくいかな、とも思います。まぁ出版における「問屋」なんですが、ほかの業種と決定的に違うのは、小売りとの金融面での結びつきが強いということでしょうね。長く営業してきた書店というのは、掛け売りで仕入れて現金売りを行い、売れ残った書籍は返品できる、という特殊な商売のやり方をしています。また取次が存在しているので、街の小さな本屋さんでも品揃えが豊富にできるという利点があります。

もちろん出版社の数が大変多く、かつ書店の数も(最近減ってますが)それ以上に多い、ということから、中間に介在する取次が、取りまとまとめて品物を扱うことで、流通コストや手間の軽減に繋がる、という利点もあります。資金面でも支払が一本化できる(取次に払えばいい)ということになります。

出版という業界は、ある時期からはゆっくりと下り坂と言われて久しく、売り上げも減ってはきていますが、さすがに芳林堂クラスの書店が一気に「破産」という事態は、あまり聞きませんでした。取次が廃業することで、未払分の支払を迫られたり、別な取次と新しく取り引きを始めるにしても、資金面で厳しかったのだと思います。

私としては以前に高田馬場が便利な場所に住んでいたこともあり(西武新宿線中井駅)、芳林堂にはちょくちょく買い物に行っていました。本気で本を探すとなると、池袋の方が確実だったんですけどね。大書店が多かったので。あ、ただし和書の場合です。洋書は紀伊國屋本店の上の階が大きかったし、ビジュアルに重きを置いた本は青山の嶋田洋書が充実してたんで、そっちが早く探せましたけど。あそこも去年閉めちゃったなぁ。

幸いにも芳林堂の店舗は、とりあえずは書泉グループが引き継いで営業するようです。神保町の顔のひとつである書泉が、高田馬場にも顔を出すことになります。昔に買った書籍に巻いてもらったカバーの類いは、わりに捨てずに持ってますから、芳林堂のカバーは保存版にして持っておくことにしましょうか。それにしても馴染みのお店が消えるのは、やはり寂しいことではあります。

「ハヤカワ文庫SF総解説2000」が出ましたね^^ [本]

表題の通りの書籍というかいわゆるムックというか、とにかく刊行されているハヤカワの文庫のうちSFのカテゴリのものが2000冊に到達したとかで、この本が出たわけです。もっとも雑誌に連載企画のような形で出ていたものの総集ということらしいので、内容は既出ですが。まとめたもの、ということですね。

とは言え書籍の備忘という使い方もあると思うし、眺めて楽しむという用途もありだと思います。まぁ解説と言ってもせいぜい数百字程度のものですし、コメンテーターのコメントを並べた、という域かなとも思います^^;。仮にその本を買い忘れていた、とかちょっと面白そうだ、という理由で買いに走っても、かなりの数が「現在品切れ」なんじゃないかな^^;。

試みに手元にあるハヤカワ文庫のSFの本を某巨大通販サイトで検索してみると、実際新刊本が入手できないものの方が多いですね。中古(すなわち古本)として売られているものもありますが。私は好きで面白いと思った本でも、あるものは2200円(元は600円ぐらいのはず)、一方は1円(同じく元は800円ぐらい)という値付けになってて、思わずニヤリと^^;。そういう楽しみ方もありますですよ、はい^^;。

ハヤカワ文庫SF総解説2000

ハヤカワ文庫SF総解説2000

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


「有頂天家族 二代目の帰朝」は手元にあります^^ [本]

アニメ化された際に大変気に入った作品だった、森見登美彦さんの「有頂天家族」の続編にあたる書籍が出ています。もう2月には発売されていたようなんですが、例のごとくチェックの甘い私にとっては、「え、いつの間に^^;」という状況でございました。タイトルは表題の通りで、「二代目」が帰ってきた、ということらしいです^^;。
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一巻目が出たあと続編を書いているということであったのですが、その後中断しているらしい、というところまでは知ってたのですけどね。私が買ったのは8月の初旬^^;。秋風も充分に行き渡り、いよいよ本格的に秋の気配が漂ってきてますので、読み始めようかな、それともアニメ化されるなら、アニメを先に見たい気もするな、と考えているところです。

どうなんでしょうね。2期はありそうでしょうかね。なかなかできのいい作品でしたから2期は見たいんですが、なにしろアニメの場合は、事情が複雑なところもありますしね。作品としての評価の高さとは違う部分で決まることも多いわけですから^^;。まぁアニメ化は気長に待つとして、書籍は読んでしまうことになるかなぁ^^。

読了 有頂天家族^^ [本]

少し前に「有頂天家族」の最終回について書いたときに、「原作も読んでみたくなったので買いました」ということも述べてあったのですが、届いた単行本を先ほど読み終えました^^。いわゆるハードカバー、最初に出たときの単行本で、つまりは古本なのではありますが^^;。
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いやしくも文筆を生業とする人に向かって、作品を「古本で読みました」「図書館で読みました」などと言うのは失礼ですよ、という趣旨のことを、確か塩野七生さんが書いておられたかと思います。本当のことであったとしても、作者に対して直接そんなことを言ったり書き送ったりしてはいけない、と。たとえ賛辞を送っていたとしても、です。

まぁその通りなのですが、私の場合は楽しめそうだと当たりの付いている本は、できればハードカバーがいいな、という感覚がありまして、つい古本で探してしまったのでした。しかも、届いてみれば初版でございました。「初版本」を珍重するのは古書店主と好事家なのですが、私もこだわりは無いものの、ちょっと嬉しいかな、と^^;。

閑話休題。原作を読んでみて、アニメはかなり忠実に原作のシーンやセリフを生かして作られている、ということがよく分かりました。絵で描かれ、声優さんが声を付けて、文字で書かれた作品を具体化していくのですが、作品のいいところを再現したいのだ、という意思が感じられます。

ごく僅かですが、アニメで付け加えられたシーンがあったり、多少の順序の入れ換えや細かい事柄の変更が行われていたり、削られた部分があったりもします。それらは演出上の理由や、尺の長さに合わせる必要などから来ているのですが、注意深く行われていて、原作の味わいから逸脱してはいません。

原作に忠実である、と言うことが必ずしも「よいアニメ化」であるとは限らないのですが、この作品について言えば原作にとって幸せなアニメ化であろうと思います。原作を先に読み惚れ込んでいて、それからアニメを見たと言う人にとっても、違和感はほとんど無いのではないでしょうか。

演じている声優さん達の演技や絵柄などで、「好みとは違う」ということを感じる人はいると思います。それはある程度はしかたがないことだと思いますが、私としては本年のTVアニメのベストワンに推してもいいかな、と思います。放映された全作品を見ているわけではありませんけれど^^;。

と言うわけで、原作を読んでみて改めてこの作品の「味わい」が深くなったと感じることができました。ゆっくりと文字を追いかけながら楽しみを味わって過ごす、という「読書」の持つ最大の長所を、この作品を通して感じることができました。良い本でございます、はい^^。

梅雨将軍信長 [本]

新田次郎さんの作品集に触れる機会があって、しばらくぶりにこの人の小説を少し読みました。この作家がデビューからそんなに経っていない頃の作品集です。表題「梅雨将軍信長」は、雨に乗じた戦いに多くの勝利を収めた織田信長という題材を描いています。

このテーマでなら、もっとじっくりと叙述していくこともできたように思いますが、意外にあっさりとした進み方で、短編の長さに収まっています。恐らくは雑誌が初出でしょうから、誌面の制約などもあるのだと思いますが。「八甲田山」や「剱岳」など、近現代の山岳を舞台にした小説は読んでいたのですが、戦国時代を描いた作品があることは知らないでいました。

作者の本領はやはり山岳を描き、それに挑む人々を描く長編だと思いますが、この作品集のいわゆる時代ものの短編にも、興味深い人物が描かれていて楽しめました。ある意味では歴史が忘れ去ってしまいかねない人々が多く取り上げられている、ということもありますね。たまたま梅雨どきだったから目についた、と言えばそれまでですが、面白い作品集でした。

追記:そう言えば「武田信玄」という戦国時代を題材にした大作がありましたね^^;。「勝頼」も書いてます。どちらも読んではいないのですが。

機関車トーマスと英国の鉄道の本 [本]

私は特に鉄道ファンというわけではありませんが、書店で目についた本があったので、読んでみることにしました。イギリスの産業史にはちょっと興味があるので、そのあたりのことが書かれているかも、という予想もあったからなんです。

確かにそういう切り口はあるのですが、どちからというと「トーマス」の原作者の生い立ちと、彼がトーマスの本を書くに至る鉄道ファンぶり、そして彼が関わっていたイギリスの鉄道関連の保存施設の話題が多く取り上げられています。コンパクトにまとめられているという点からは読みやすい本であると同時に、ちょっともの足りない感じもしますが、入り口としては楽しめるかな^^。産業史的側面はちょっと浅めでしょうか。でも面白い本でした^^。

機関車トーマスと英国鉄道遺産 (集英社新書 538H)

機関車トーマスと英国鉄道遺産 (集英社新書 538H)

  • 作者: 秋山 岳志
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2010/04/16
  • メディア: 新書


世界の軍艦コレクション その2 [本]

「世界の軍艦コレクション」というシリーズのことは、以前にも書きました。購読のために発売日を知らせてくれるメールサービスがあるので、申し込んであります。なので隔週でメールが来ますが、実はまだ一冊も購入しておりません^^;。基本的に欧州艦のファンなんです^^。私の場合。

でも、今回は第8号として「三笠」の知らせ。御坂ではないですよ、三笠^^;。驚いたのは新造時の塗装で出てきたことです。かなり珍しい設定なんじゃないかな。グレーの戦時塗色を見慣れているので、ちょっと不思議な感じですが新鮮。このシリーズの各艦の年代設定は面白いですね^^;。まぁ同形艦は年代をずらすのが定石だとは思うけど、三笠の新造時塗色は面白い発想だと思いました。

世界の軍艦コレクションのこと [本]

一時期CMが大量に流れていたので、「世界の軍艦コレクション」という本がちょっと気になっています。ただ、「世界の」と銘打たれているわりには8割ほどが日本艦というのは、やはりと言うかしかたがないと言うか^^;。日本で売ろうと思ったらこうなっちゃいますかね、やはり。

私はライトミリオタかな、という実感はありますが、陸海空で一番に来るのが船(16世紀から1945年までのヨーロッパ軍用艦艇)、二番目は第二次大戦時のヨーロッパ軍用機、三番目がやはりヨーロッパの戦車(ぜんぜん詳しくない^^;)という感じ。なので、日本艦中心だとやはり興味は薄いかも^^;。

それでも長門・陸奥は好きだし金剛・比叡・榛名・霧島もかなり好き(設計は英国製ということもあるし)。ほかにも重巡洋艦の何隻かとか最上なんかもいいですね^^。でもやっぱりフッドやシャルンホルストやヴィットリオ・ヴェネトなんかの方が艦形などが気に入っています。

ひとつ気になっているのは、始めの方の何冊かに付いてくる模型は1/1100とありますが、巡洋艦なんかはスケールが変わるんじゃないか、という気もします。完成サイズをそろえるためですが。そうなると模型的観点からはちょっといただけない感じ^^;。戦艦と巡洋艦が同じサイズで(200mmぐらいで)並ぶことになるのは、ね。

なので時折思い出したように、気に入っている艦のときだけ買おうかな、という出版社泣かせのことを考えています^^;。でもシリーズ全部で80冊刊行とかいうことですが大丈夫かな^^;。プリンツ・オイゲンやリシュリューは欲しいけれど、シリーズの最後に近いんですよね。続いてくれるためにも日本の艦艇マニアの数ってどのくらいいるか気になります^^;。

山本健吉さんの本 [本]

山本健吉さんの本と言っても、作品集や評論集ではなくて、俳句や歌とそれに対する短評とが合わさったような著作の本のことです。古い文庫本が手元にあって、時折取り出しては拾い読みする、という不真面目な接し方をしています^^;。拾い読みのつもりで数十ページも読み進んでいることもありますけど。

書いた人の意識が伝わってくるという点において、大変に力のある文章が続いていく、文庫でありながら中身の重量感のある本だと思います。かと言って重みが食い込んで辛いということは一切無く、日々季節の移り変わりなどにそって、選び出された句や歌が短い解説と一緒に読めるという、季節をかみ締めることのできる本でもあります。大切な本のうちの一冊なのです^^。
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