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受賞の行方^^; [TV]

まぁ世の中いろんなことが起こるものです。アカデミー賞の授賞式で、よりにもよっておそらく最大のクライマックスであろう時に、受賞作品の発表を取り違えるなんていう恐るべき間違い方は、やろうしたってなかなかできないでしょうね^^;。やっちまったわけなんだけど。

それにしても凄いなと思ったのは、その時のとっさの対応ぶり。私がその場にいたなら(ありえませんけど^^;)、とてもできないなと感心しました。先の発表で「賞を取った」と思っていた人物が、「これは間違いだ、本当の受賞作品はこっちだ(自分たちじゃない)」なんて、マイクに向かって言えるのは、やはりたいしたものだと思うのですよ。

裏で進行している担当者が、使い終えた受賞作品のカードは破棄するなり、別の箱なりに収納するなりしていれば、こんな間違いは起こらなかったんでしょうけど。とっさに間違いに気づいて、訂正に走るのは焦ったでしょうね^^;。進行担当が間違わなければ起きなかったミスだけど、事態の収め方の見事さに感心させられた、そんなできごとでございました^^。

追記:その後の報道で知ったことですが、どうやら「受賞作を記したカード」は2セット作られていて、片方は読み上げるのに使用し、もう片方は「予備」であった、ということだったようです。本来ならば「使うのは片方だけ」なのに、うっかり予備から出してしまった(それもすでに発表が終わっている賞のカードを)のだそうです。用心深い方法を取っていたのに、手順はうっかりしてしまったわけで、それが騒動の元となったのでした。

I'm Not in Love [音楽]

タイトルの中に「人称代名詞」を含んでいる、というくくりで繋いでいるこのところの「この1曲」シリーズ。今回は1970年代を代表する名曲のひとつ、「I'm Not in Love」です。1975年5月に10ccがリリースしたシングル。元々は同年3月のアルバム「The Original Soundtrack」に収められていた曲ですが。しかしまぁ、このアルバムのタイトルは、ちょっとふざけてる感じがありますね。

メロトロンという楽器があるのですが、その実体は楽器というよりはむしろ「鍵盤の付いたオーディオ機器」という感があります。えーと、数十センチの磁気テープに、鍵盤の数だけ音程を合わせた、弦楽器とフルート、あるいは人の声をテープを3トラックに分けて録音しておき、鍵盤を押すことで磁気ヘッドをテープに接触させて、電気的に音を鳴らす仕組みを作ってあるものです。

鍵盤から指を離すとスプリングだったかゴムだったかが、元の位置まで磁気テープを引っ張って戻す仕組みも組み込んであります。もちろんテープ1本につき磁気ヘッドがひとつずつあって、少し横移動するように作ってあり、3種の音を鳴らし分けることができます。隣り合った音同士ならミックスすることも可能。初期のイエスやジェネシス、キング・クリムゾンなどの曲で、メロトロンの音が聴けます。

テープオーディオの時代をくぐっていない人には、こういった説明でも何のことやらさっぱり分からないとは思うんだけど、長々とどうしたのかと言えば、「I'm Not in Love」という曲には、10ccのメンバーの声を録音したテープを使って、メロトロンと同じようなやり方でコーラスを作っているからなんです。違うところは、この曲ではスタジオワークによって、人声のコーラスが作り上げられている点です。詳しくは曲名で調べると、某データサイトに書かれてます^^;。

書いてあるとは言っても、やっぱり分からないでしょうね、磁気テープでの録音を知らないと。ただ10ccというバンドは、この1曲で大変な成功を収めたことも確かです。歌詞のことを言えば、「not in love」の訳し方で決まっちゃうんだけど、まぁ「恋には落ちてない」ぐらいのところでしょうか。「僕は恋に落ちてない」。と言いつつ、実は相手への想いが存在しているわけですけど。

「恋してない」と言い続けながら、「外堀を埋める」努力も続けているみたいな、そんな感じの歌詞です。実は「とってもすごーく恋してる」という歌だと思って聴くと、なんとなくウェットな歌いぶりが理解できますよね^^;。強がって言ってるわけじゃなさそうです。ホントに恋してるんだけど、「恋しくはない」といいながらも気を惹きたがっている、という^^;。

10ccというバンドは、4人組みの時にこの曲を大ヒットさせたんですが、このあとふたりのメンバーがバンドを離れてしまいます。半分になっちゃったんで「5cc」じゃん、とか言われちゃうんですが、残ったメンバーは人員を補充して「The Things We Do for Love」というヒットも飛ばしています。意外にしぶとい^^;。まぁ「I'm Not in Love」のヒットがあれば、この世界では充分やっていけるとは思います。名曲でしかもカバー多数ですからね。ロック史に残る大ヒットでしょうね^^。
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改めていくつかのヘッドフォンを聴いてみて^^ [ヘッドフォン]

我が家にやってきていたのに、記事にしていなかったヘッドフォンについて、何回か書いてみました。手元にある主なものは記事にし終えたと思います。と言ってもうちわけはAKGが3本とbeyerdynamicが2本という偏向ぶりではありますけど^^;。元々AKGの音はかなり好きだと思ってましたが、beyerdynamicの2本が考えていたよりもはるかにフィットした感じはしています。

もっとも私は、どっちかと言えば好みの幅は広いと思ってますし、いまひとつ嗜好に合わないからと言って、「これはダメ」と言い切ることもしません。良さは見付けてしまおうというタイプなので^^;。それと昨年秋の記事には、AKGのK121 studioが手元にあることは書いておきましたけど、今回は改めてリポートしませんでした。それなりにAKGの音はしますけどね。

やはり細部の描写とか、それぞれの帯域の音が、やはりいまひとつ実体感が無いと言うか。わりとふわっと全体を聴かせてくれるヘッドフォンだとは思うけど。全体の帯域バランスは好きなんですが、それ以外は今回書いた5本からは差があると思います。

それから今回いろいろ聴き比べていくうちに、最近はほぼ出番の無かったオーディオテクニカのATH-A500とSONYのMDR-Z600も、引っ張り出して改めて聴いてみました。やっぱりそれぞれの良さは感じますけど、どちらも少し粗さがあるのだな、と感じます。Z600に関してはイヤーパッドの劣化もかなり起きてます。どちらも好きな部分はありますけど、やはり出番は少なくなってしまうだろうな、と。
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試聴する時によく聴いているCDについては、なん枚か書き足しておきたいので、追加しておくことにします^^;。そのほかにもあるんだけど、切りがないのでこの分くらいまでで。左上から順に番号で書いていきます。
01. グルックの歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」。Rene Jacobsの指揮したものです。小編成ながらもオーケストラとコーラス、そしてソロの歌手ということで、マイクはそれなりに立てて録ってる感じです。このレーベル(仏ハルモニア・ムンディ)らしい、柔らかな響きが特徴です。
02. パーセルの宗教曲(頌歌と礼拝曲など)の全集の第9集ですけど、別に全部集めようなんて思っていません^^;。目についたので、合唱曲として聴くために買ったんですけどね。指揮のRobert Kingと演奏のKing's Consortについては、私はお馴染みさんでございます。何枚かこの組み合わせのCDが手元にありますが、どれも音場は自然な録音で楽しめます。ただ音の傾向として、このレーベル(英hyperion)特有の、少しハイ上がりでカリッとした音に仕上がっていて、好みが分かれるところでしょうか。

03. メシアン作曲「トゥランガリーラ交響曲」です。ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル。Live Recordingとクレジットされていて、最近多くなったコンサートと兼ねてCD制作のための録音を行ってしまう、という制作方法のものです。したがって、大量のマイクを立ててのマルチ録音です^^;。細部の音符はすごく聴き取れるんですけど、音場はぐっと圧縮された感じで、ぎっしりと隙間無く楽器が並んでいる、という人工的なもの。演奏はややもっさりと言うか、ちょっと安全運転気味ですけど、破綻のない仕上がりと言えるかな。音場には不満があるんだけど、とにかく楽器のそれぞれの音は鮮明に聴き取れるので、これもひとつのやり方なんだろうと思います。
04. ストラヴィンスキー作曲の「春の祭典」と「ペトルーシュカ」の組み合わせのCD。指揮はコリン・ディヴィス、アムステルダム・コンセルトヘボウの演奏。さっきの「トゥランガリーラ」とは違って、録音のための演奏をホールで行って録ったものです。楽器それぞれの間隔を広めにとって、マイクを立てているものと思います。と言うのもホルンや打楽器が奥の方から響くのがよく分かるし、特に打楽器群がそれぞれの位置で鳴り響く感じは、大変自然な仕上がりです。アナログ録音の最後の時期の録音ですけど、アナログだろうとデジタルだろうと、音場に気を使った音作りをすれば、きちんと音場は再現される(ある程度ですけど)という、みごとな見本です。

05. 渡辺貞夫さんの「Parker's Mood」。1985年録音のライブ・アルバムですが、ピアノ・トリオにアルトサックスが加わった形のカルテットでの演奏です。それぞれの楽器の音の鮮度が素晴らしい、いい録音だと思います。スリリングだけど不要な緊張感は無い、という気心の知れた同士の演奏が聴ける名盤だと思います。
06. アニメ「ポポロクロイス物語」のオリジナル・ボーカルアルバム。ポポロクロイスのアニメは2度製作されてますけど、これは最初の時のキャストによる挿入歌を集めたボーカルアルバムです。まぁ私としては7曲めの「わたしぼっち」のために手に入れたようなCDでございます^^;。オーケストラのバランスとふわっと浮かぶボーカルの感じは、よく録れているなぁと感心します。

というわけで、ヘッドフォンについてはまた書く機会はあると思いますが、今回のシリーズはいちおうのお開きとなります^^。AKGについては、前にもちょっと書いたけどK700番台のどれかは手に入れようか、と思っています。それと最近HD599という、型番に苦労したような製品がゼンハイザーから出てきていて、これもちょっと気になっているところです^^。さてどうなりますでしょうか。

追記:もちろん、いつもこんな風に細部を掘り返すような聴き方をしているわけじゃないですよ。普段はもっと気楽に聴いてるし、このCDならどの機種が合うかな、とか楽しみながら聴いてるわけです。まぁお気に入りは存在していることも確かですけど。オールマイティは無いと思うけど、違う機種なら違った角度から楽しめるのも面白さのうちだと思います^^。そこが楽しいんですよね^^。

さらにあとからの追記:そうそう「はるかにフィットした感じ」と書いてあるのは、音の持ち味が好みにフィットした、という意味で書いたつもりです。装着感がどうこうという話では無いので一応念のため^^;。ベイヤーについては、オリジナルのケーブルの音は、店頭の試聴などでちょっと聴いているだけで、我が家に来ている2本は、いずれも「オリジナルのケーブルは付いていない」という、大変特殊な例です^^;。これも念のため。

猫の日は今年も寒さの中 [猫]

毎年のこととは言え、今年の猫の日もかなりの寒さの中で迎えることになりますね。一応の春の気配も漂うのですが、実際のところはまだまだ冬というのが実感です。花粉だけは風が強いと飛んでくるので、これがまた厄介なことではあります。猫たちにとってもまだまだ厳しい寒さが続きます。

ただ、このところ夜の猫たちの行動は、活発化する時期になってきているらしく、夜の道を往来する猫たちをかなり見かけます。春に向けての行動ではありますが、寒さには負けておれんということなんでしょうか。とても真似できませんが^^;。とにかくあとひと月ほどは寒さも続きますが、やがて来る季節に思いを馳せながら、寒さを乗り切るしかあるまい、という2月の半ば過ぎなのです^^。

In the Time of Our Lives [音楽]

ここしばらくのテーマとして、タイトルに「人称代名詞」を含む曲を繋いでいる「この1曲」シリーズですが、今回はアメリカで1960年代の終り頃に活躍したバンド、Iron Butterflyの「In the Time of Our Lives」です。一般には「へヴィ・ロック」とか「サイケデリック」とか呼ばれているタイプのバンドなんですが、一種のプログレの走りとも言えそうな気がしています。

同じレーベルにいたヴァニラ・ファッジもそうなんだけど、良く言えばちょっと構えを大きく取って、悪く言えば「大仰な」サウンドと歌とで、ある種の様式を表現している、というバンドなんですけどね。醸し出しているムードは、少しあとのBlack Sabbathあたりにヒントを与えているように思います。ごく大ざっぱに言うと、へヴィ・メタルの源流のひとつとも言えるかな。

それはともかく、「In the Time of Our Lives」は、彼らの3枚めのアルバム「Ball」の冒頭に収められている曲ですが、印象としてはむしろ4枚めのアルバムになった「Live」の冒頭の演奏が面白いですね。エフェクトで歪んだ音色のギターとキーボード、重々しいベースとドラムス、意味有りげな声で歌うボーカルという具合に、なかなかのオリジナリティを発揮しています。

このバンド、主な活動は1967年から69年ごろという短い期間なんですが、その後に再結成されてからはほぼ現在に至るまで活動を続けています。もの凄いのはその再結成後に所属していたメンバーの数で、と言ってもバンドはせいぜい6人編成プラスサポートのメンバーなんですが、延べ人数がとんでもない数なんです。

ちゃんと数えてないけど、50人ほどの名が並んでいますから、ご興味が有りましたら英語版のWikiをご覧になってくださいね^^;。私もこんな状況になっていたなんて、全然知りませんでした。まぁアメリカでは良くあることではあるんですが、再結成のあとはライブのたびに違うメンバーをサポートに入れたりしてるんでしょうね。そもそも再結成してることも、私は知らないでいたんですけど^^;。

初期のメンバーはのちにCaptain Beyondに参加したりもしていて、さらにロック史に名を刻んでいます。このキャプテン・ビヨンドと言うバンドもオリジナル時は短命ながら、なかなか面白い個性のバンドなんですが、そのあたりはまたそのうちに^^;。それから「Iron Butterfly」というバンド名は、もしかすると「Led Zeppelin」という名前のヒントになっているかも知れません。まぁ私はかなり確信してますけど、この件^^;。
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beyerdynamic DT 990 Pro LE‎を聴く-音の表現について [ヘッドフォン]

中古とはいうものの入手したbeyerdynamic DT 990 Pro、我が家にやってきた経過については前回書きました。今回は音についてですが、タイトルがあまりに長かったので、今回は型番を「LE」と略しておくことにします。記事としての見分けもつきますからね^^;。どの辺が「限定」と称する理由なのかは、今ひとつ分かりにくいのですが、ケーブルがストレートなのは外観上での大きな違いです。

もっとも、落札・入手した品にはオリジナルのケーブルが付いてきませんでしたから、果たして本来の音はどんなものなのかは、聴くことはできません。極端には違わないでしょうけどね。DT880にせよDT990にせよ、あんまりいいケーブルではない、という評も見かけたことがあります。このDT990の前オーナーも、それがために最初からケーブルを交換することにしたんだと思います。
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でも結局はお気に召さなかったのかな、手放しちゃったわけだし^^;。私としては、音の傾向はDT880と同じかなと感じました。低音はかなりの厚みがありますが、ボーカルの音色に影響を及ぼすというほどではありません。いわゆる重低音域(100Hzから200Hzあたり)を持ち上げていないからでしょうね。もっと低い音域、恐らく60Hzから80Hzあたりにピークを作っているのではないでしょうか。

低音はかなり持ち上がっていますし、高音も持ち上げてあって華やかさに繋がります。「ドンシャリ」は確かなんですけど、高音には鋭さと言えるまでのピークは無いですし、低音もふくらみすぎることはありません。ただしDT880が、ある種の抑制の元でコントロールされている音なのに対して、DT990は「抑え込む」ということを極力斥けて、「伸びやかさ」と言っていい音に着地しています。

言い換えればこの「伸びやかさ」は、野放図と感じる人もいるかも知れません。しばしば「じゃじゃ馬」と言うような評価をされているのも、なんとなく分かります。エレキベースの響きなんか、曲によってはかなり重たいトーンが乗っていて、AKGの表現とはかなりの違いがあります。ベースアンプの箱の鳴りが感じられるような音、というところでしょうか。

オーケストラの低弦もかなりの音圧で鳴りますし、一方でヴァイオリンはある種の華やかさを持った音色になります。金属打楽器の音はきちんとリアルで、響きがきれいです。金管も同様に華やかですが、鋭さはありません。今、「ありません」とは書いたのですが、鋭さの一歩手前までは行ってる感じで、環境によっては鋭く感じてしまうかも知れません。ピアノの高域なども同様で、華やかさはもう一歩踏み出せば鋭さに届く、そんな領域だと思います。

音場はけっこう広くて、距離感や奥行きもかなり表現してくれます。分離も混濁はほとんど無くきちんと出ます。音色の好みの問題は別にして、ヘッドフォンとしての表現は高いレベルにあると思います。低域の表現は好みによっては「出過ぎ」とも「色合いが嫌」とも思う人はいるでしょうね。一方で「低音好き」の人にとっては、もの足りない感じにもなる可能性があります。中域にもかかるほどの低域のブーストを好む人がいることも確かですから。

私としては試聴したときの印象のまま、この音はほかでは得られないものだな、と思います。その時の気分や、聴く曲によってAKGと使い分けるのが楽しいな、と思わせてくれるヘッドフォンだと思います。今書きながらK612と替わりばんこに坂本真綾さんを聴いてますけど、なるほどかなりの違いがありますが、それぞれの違う味が楽しいのですよ^^。この味わいの方向性の違いはとても大事なことだと思っています。楽しめる製品を手に入れたなと思っています^^。

追記:
そうそう、DT880のことを書いたときに「モデルが今ひとつはっきりしないけど、たぶん250Ωの製品」と思えたのは、実は手元にDT990LEもあったからで、アンプのボリューム位置と聴感上の音量とがほぼ同じだったから。ただし音作りが違うので、何を聴いてもDT990の方が少しだけ音量が大きく感じます。

それとDT880とDT990のどっちもハウジングを支えるのは金属製のアームなんだけど、このアームの造りが少し大ざっぱというか、わずかにエッジというかざらつきが残っている感じがあります。手を切るところまでは鋭くないけど、少し角のあるざらりとした手触りですから、気にさわる人はいると思います。位置の調整のために動かすときにはちょっと要注意^^;。

beyerdynamic DT 990 Pro Limited Edition‎を聴く-購入の経過^^; [ヘッドフォン]

手元にあるのにリポートしていないヘッドフォンについて書いていくシリーズですが、今回はbeyerdynamic DT 990 Pro Limited Edition‎について。前回にDT880を中古で手に入れたものを記事にしましたが、実は私が某店での試聴をした時に心の中での評価点が高かったのは、こちらのDT990でした。880もなるほどとは思える音だと感じはしましたけど。

むしろ「買うなら990だね」というのがその時の感想です。そもそもこのメーカーの製品は、どういうわけだか同じ型番の中で細分化されたモデルがたくさん出ていて、なおかつ価格の差もあるものも存在する、という分かりにくい製品構成です^^;。DT990は特に、通常のものと思われるインピーダンスの異なるものと「Pro」という製品の店頭価格が、倍近くになっています。880は各モデルおおむね同価格で並んでるんですけど。

とにかく買うとしてもどれにするか、という問題も存在していました。さらにたまたまですが「Limited Edition」という派生モデルまで登場してしまい、果たしてどれにしたものやら。まぁとにかく中古で程度が良さそうなら、行ってみようかというスタンスで、いろいろ探っていたのです。その過程でDT880が「落せて」しまい、我が家に初めてこのメーカーのヘッドフォンがやってきたのでした。

その少しあとにDT990が、それも「限定」と銘打ったバージョンを入手してしまったわけです。今回もまたどこかのお店で「改造済み」のモデルで、オリジナルのケーブルを短く切り落とし、ミニ・ステレオのジャックを取り付けてあるものでした。箱は無しですが、ケーブルはMogamiのケーブルにプラグを付けたものが付属してきました。が、そのケーブルは使わずに、自分の作ったケーブルを使用中ですけど^^;。
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まぁ線材は同じものですからね、色違いだけど。オリジナルのケーブルは付いてきませんでした。これもまた、出品した方が購入した価格を考えると、恐らくかなり安く落札してしまったはずです^^;。というわけで、我が家にはほんの2週ほどのうちに、ベイヤーのヘッドフォンが2本来てしまうという仕儀と相成りました。「ん、あの品も落したのはアンタだったのか」とか言われそうです。

まぁ、元々探していたものとの兼ね合いで、別口も含めて結果的に2種まとめて手に入れてしまったわけです。しかしまぁ購入に至る「言い訳」で少し長くなっちゃったので、「試聴編」は次回送りにしようかと思います。タイトルも書いてる途中で直しておきました^^;。また数日ののちには書く予定でございます^^。

Up Where We Belong [音楽]

「人称代名詞」が入ったタイトルの曲で繋いでいる「この1曲」シリーズは、今回は極め付きの名曲「Up Where We Belong」です。Joe CockerとJennifer Warnesのデュエットで、1982年の映画「An Officer and a Gentleman」の中で歌われて大ヒットしました。映画の邦題は「愛と青春の旅だち」と言えば、ああなるほどあの映画と思う人も多いのかな。

ジョー・コッカーさんは、ウッドストックのコンサートでの熱唱で有名になりましたが、その後はなかなか大成功とまではいかない経歴だと言えるでしょうか。独特のしわがれた声は、一度聴いたら忘れ難いものを持ってはいるんですが。聞いた話ですが、なんだか大酒飲みだとかで、活動が停滞していたりする時期もあったらしいです。「Up Where We Belong」の大ヒット以降は、比較的順調な活動だったようですけど。

ジェニファー・ウォーンズさんは、私はかなり一時期贔屓にしてまして、「Famous Blue Raincoat」と「The Hunter」という2枚のアルバムが手元にあります。ストレートで素直な歌声の持ち主なんですが、確かにアメリカの音楽シーンで生き抜くには、少し「アクの強さ」みたいなものが不足してるのかな。もっとも元々寡作というか、アルバムも3、4年に1枚から時として8年ぐらいあいだが空いているという、マイペースぶりではありますが。

最近は目立った活動も無いみたいで、元贔屓としてはちょっと寂しいのですが、アメリカではよくあること、と言ってしまえばそれまでなのかも知れません。カーラ・ボノフといいこの人といい、いい歌い手さんなんだけど、歌声に「ひと押し」が足りないってことなんでしょうか。私は好きなんだけどなぁ。もっともカーラさんの方は日本ではかなりの人気を保ってはいるんですけどね^^。
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小銭入れを探す^^ [暮らし]

普段は小銭はポケットにじかに入れていて、小銭入れなんか持ち歩かないんですけど、ちょっと改まった場所だと使う機会もあります。時々なんですけどね。なのでひとつ手に入れたいのであちこちで探すんだけど、気に入りそうなものが見つからない、というパターン。えいやっと使い始めると、たいていのものなら「慣れ」で使えてしまうのは分かってるんですが、買うとなると探すのに時間をかけるタイプです^^;。

「小銭入れ」「コインケース」で検索してもなかなか気に入りそうなものが出ません。ファスナーのものは避けたいので、必然的にスナップボタンか畳んで閉じるヤツか、そうでなければいわゆる「馬蹄形」というタイプに絞られます。できるだけ角の無い、丸みを帯びたデザインのものという条件も付きます。なかなかうるさいでしょ^^;。まぁ安いものでもいいし、探すのに飽きて妥協を重ねてポチる可能性もありますが、どうなりますことでしょうか^^;。

beyerdynamic DT 880を聴く [ヘッドフォン]

いろいろありまして、ちょっとあいだが空いた「手持ちのヘッドフォンのうち、リポートしていなかったものを記事にする」シリーズ。今回はbeyerdynamicの「DT 880」です。タイトルから「改めて」という一句を抜いたのは、これまでに「買ったよ」と書いたことが無いからです^^;。昨年の秋も深まってからかな、買ったの。

昨年10月に、某ヘッドフォンのお店であれこれと試聴した話は以前に書きました。まぁ撮影した看板を出しといて「某」も何もありませんが^^;。とにかくその時に試聴した中にDT880もあって、ずっと気になってはいたんですよね。ただ、入手するとしたら中古かな、と思ってました。

と、ある時に某オークションで見かけて、ちょっとポチっとしてみたら、我が家にいらしてしまったということで^^;。この個体がなかなかのシロモノで、画像を一瞥すればお分かりになるけど、ケーブルを取り外して3.5mmのジャックが取り付けてあります。そしてヘッドバンドのところのクッションは、劣化したので社外品に交換しました、というものでした。
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なおかつオリジナルのケーブルは付属せず箱も無し。「クッションの劣化」ということは、それなりに使い込んだ品ということになります。この手は入札が少ないですよ、やはり^^;。私もどうしようかとは思ったのですが、一応「相場」と思われる金額よりも少し、いやけっこう低めの額を入れておいたのですが、落せてしまいました^^;。ああ、あれ落したのはアンタだったか、とか言われそうですが。

届いてみて、なるほどなと思いましたが、とりあえず急遽ケーブルを作り(切り売りのケーブルも、3.5mmのプラグも手元にありました)、聴いてみることにしました。まずは無事に音も出ていてひと安心したのでした。考えてみたら型番も正確なところは分かりません。ハウジングの文字の形からは恐らく「Edition 2005」のように見えますが、そうだとするならイヤーパッドもなんだか物が違う感じが^^;。あるいはE/32S(か600)の可能性も捨てきれません。

ボリュームの位置から600Ωの可能性は少ないけど。というわけで、個体としての個性がかなり強いので(と美化して書きますが)、音の評価はあくまでも参考までに。とは言うものの、お店で試聴した時の印象と大きく違わないと思いますので、オリジナルの音もほぼ同じであると考えて良さそうです。ケーブルはMogamiの2944ですから、オリジナルとは少し違うとは思いますけど。

全体の音の印象はいわゆる「ドンシャリ」かなと思いますが、高音は出ているけどうるさいほどではなく、低音は中域をマスクしてしまうほどの、盛り上がった低音ではありません。鋭いところはあまり無くて、どちらかと言えばマイルドな印象です。マイルドと言っても柔らかい音質ではなくて、わりと芯のくっきりした音です。低音の出かたは、いわゆる重低音といわれる帯域(100-200Hzあたり)ではなくてもっと低いところ、たぶん70Hzとか80Hzあたりに山がありそうです。

なので女性ボーカルが太くなる、柔らかくなるという印象はありません。どっちかと言えばくっきりと聴けます。引っ込むというほどではありません。前に来るという感じも無いけれど。高音域の山も、うるさくならない帯域に作ってあるみたいで、自然な録音の女性ボーカルなら、ちゃんと自然に聴けます。なかなかいいのはピアノで、クラシックもジャズ系のものも、きらめきが美しくて聴きものです。

弦は少しきつさも現れるけれど、これもうるさくなるほどではありません。金管や金属打楽器の輝きはかなりきちんと表現できていて、鮮やかな音色だと思います。全体としては「ドンシャリ」なんだけど、野放図に鳴るというよりは、わりと抑制の効いた、敢えて言うなら「ストイック」な鳴りだと思います。手綱を緩めた解放感よりは、枠を決めた中でみっちりと鳴っている感じ。

かといって狭苦しい音ではなくて、広がりもある程度表現します。ただやはり音場の表現はやや苦手のようで、少し狭い音場かなと思います。ローコストのヘッドフォンの中には、「音場って何?」みたいな製品も多いですから、そんなのよりは遙かに広さが出ます。帯域のバランスもなかなかいいと思います。ベースの鳴りはややおとなしいけど。

クラシックなどの「持続性のある低弦」の音は、むしろ大いに鳴りまくります。低域の山が効いているんでしょうね。ワンポイント録音の遠めの音の感じは、やや曖昧というか近くに来ちゃう感じでしょうね。音場を気にせずに録る音楽であれば、特に気にならないと思います。とにかく手に入れた時の印象よりも、はるかにきっちりと鳴る、これはなかなかの製品だというのが結論かなと思っています^^。