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I'm Not in Love [音楽]

タイトルの中に「人称代名詞」を含んでいる、というくくりで繋いでいるこのところの「この1曲」シリーズ。今回は1970年代を代表する名曲のひとつ、「I'm Not in Love」です。1975年5月に10ccがリリースしたシングル。元々は同年3月のアルバム「The Original Soundtrack」に収められていた曲ですが。しかしまぁ、このアルバムのタイトルは、ちょっとふざけてる感じがありますね。

メロトロンという楽器があるのですが、その実体は楽器というよりはむしろ「鍵盤の付いたオーディオ機器」という感があります。えーと、数十センチの磁気テープに、鍵盤の数だけ音程を合わせた、弦楽器とフルート、あるいは人の声をテープを3トラックに分けて録音しておき、鍵盤を押すことで磁気ヘッドをテープに接触させて、電気的に音を鳴らす仕組みを作ってあるものです。

鍵盤から指を離すとスプリングだったかゴムだったかが、元の位置まで磁気テープを引っ張って戻す仕組みも組み込んであります。もちろんテープ1本につき磁気ヘッドがひとつずつあって、少し横移動するように作ってあり、3種の音を鳴らし分けることができます。隣り合った音同士ならミックスすることも可能。初期のイエスやジェネシス、キング・クリムゾンなどの曲で、メロトロンの音が聴けます。

テープオーディオの時代をくぐっていない人には、こういった説明でも何のことやらさっぱり分からないとは思うんだけど、長々とどうしたのかと言えば、「I'm Not in Love」という曲には、10ccのメンバーの声を録音したテープを使って、メロトロンと同じようなやり方でコーラスを作っているからなんです。違うところは、この曲ではスタジオワークによって、人声のコーラスが作り上げられている点です。詳しくは曲名で調べると、某データサイトに書かれてます^^;。

書いてあるとは言っても、やっぱり分からないでしょうね、磁気テープでの録音を知らないと。ただ10ccというバンドは、この1曲で大変な成功を収めたことも確かです。歌詞のことを言えば、「not in love」の訳し方で決まっちゃうんだけど、まぁ「恋には落ちてない」ぐらいのところでしょうか。「僕は恋に落ちてない」。と言いつつ、実は相手への想いが存在しているわけですけど。

「恋してない」と言い続けながら、「外堀を埋める」努力も続けているみたいな、そんな感じの歌詞です。実は「とってもすごーく恋してる」という歌だと思って聴くと、なんとなくウェットな歌いぶりが理解できますよね^^;。強がって言ってるわけじゃなさそうです。ホントに恋してるんだけど、「恋しくはない」といいながらも気を惹きたがっている、という^^;。

10ccというバンドは、4人組みの時にこの曲を大ヒットさせたんですが、このあとふたりのメンバーがバンドを離れてしまいます。半分になっちゃったんで「5cc」じゃん、とか言われちゃうんですが、残ったメンバーは人員を補充して「The Things We Do for Love」というヒットも飛ばしています。意外にしぶとい^^;。まぁ「I'm Not in Love」のヒットがあれば、この世界では充分やっていけるとは思います。名曲でしかもカバー多数ですからね。ロック史に残る大ヒットでしょうね^^。
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